慶應SFCの一般選抜に向けては、受験する科目の基礎と過去問演習を進めながら、小論文も並行して準備しましょう。
なぜなら、選択科目が得意でも、小論文で資料を使って考えを説明する練習ができているとは限らないからです。
まずは、受験する学部と科目、今できること、毎週使える時間を確認してください。
同じ勉強時間でも、どの課題を優先するかで計画は変わります。
この記事では、英語・数学・情報と小論文の勉強法、時間配分の作例、残り期間に応じた進め方を説明します。自分の一週間に置き換えて、今日取り組む課題を決めていきましょう。
この記事の要点
- 科目別の勉強:使う科目の基礎と過去問演習をつなぐ。
- 時間の配分:学校・併願対策と小論文の時間を合わせて組む。
- 計画の見直し:残り期間と誤答原因から次週の課題を決める。
慶應SFCの勉強は何から?最初に決める3つのこと

最初に、受験する科目、今できること、毎週使える時間を整理します。この三つをそろえると、教材を増やす前に優先する勉強を決められます。
①:受験年度・学部・使う科目を確認する
受験する学部と科目を先に決めましょう。
なぜなら、選択する科目の組合せと学部によって、準備する範囲が変わるからです。
2027年度の総合政策学部・環境情報学部では、次の四つから一つを選びます。まず、自分がどの科目を使う予定か確認してください。
| 選択方法 | 学習する科目 |
|---|---|
| 外国語 | 英語 |
| 数学 | 数学 |
| 外国語および数学 | 英語と数学 |
| 情報および数学 | 情報Ⅰ・Ⅱと数学 |
いずれも選択科目200点に加え、小論文200点を準備します。 科目・配点は、大学の2027年度一般選抜科目表で確認できます。
例えば、環境情報学部で数学だけを選ぶ場合は数学Ⅲ・数学Cも範囲に入ります。一方、英語と数学、情報と数学を選ぶ場合は、数学Ⅲ・数学Cを除く範囲です。
同じ「数学対策」でも、未習範囲と必要な準備が変わります。学部・年度・選択方法と、併願先で使う科目を一枚に書き出しましょう。
小論文も含めて、受験する科目を一組で考えます。 科目の選び方と学部別の範囲は、慶應SFCの入試科目と配点で確認してください。
②:過去問と基礎問題で現在の課題を分ける
点数と、解けなかった原因を分けて確認しましょう。
なぜなら、点数だけでは、知識を覚え直すべきか、読み方を直すべきか、時間の使い方を変えるべきか決められないからです。
まず過去問を一度見て、自分がどの作業で止まるかを確かめます。未習の内容が多い場合は、解けなかった箇所に対応する教科書や基礎問題へ戻りましょう。
- 知識の不足:英単語の意味、数学の定義、情報の用語などを説明できない。
- 読み取りの不足:知っている内容でも、英文の関係や問題の条件を取り違える。
- 時間の不足:根拠を説明して解けるが、時間内に処理しきれない。
例えば、英文を時間をかけても読めないなら、まず語彙や一文の構造を確かめます。読めるのに設問を間違えるなら、本文と選択肢のどこを比べたかまで戻ってみてください。
今週直す原因を、科目ごとに一つ選ぶところから始めましょう。過去問を使った復習の組み立て方は、後半の誤答の原因から練習を選ぶ節で説明します。
③:学校と併願対策を含めて週の学習時間を出す
まず、実際に使える自習時間の合計を出しましょう。
なぜなら、授業や通学の時間まで勉強計画に重ねると、演習後に必要な復習を終えられなくなるからです。
学校・通学・睡眠・食事・休憩などの時間を先に確保します。その後に残る時間から、平日と休日で何時間ずつ自習できるかを考えてください。
例えば、平日3時間を5日、休日6時間を2日確保できるなら、一週間の自習時間は27時間です。
一方、部活動や学校行事がある週は、同じ時間を取れるとは限りません。その週に使える時間へ課題を入れ直し、終わらなかった分を際限なく積み上げないようにしましょう。
併願先でも使う英語や数学は、共通の学習時間として数えます。日本史など、追加で必要な科目の時間も残したうえで、選択科目・小論文・併願科目へ配分していきます。
塾長予定が多すぎると感じたら、時間を増やす前に「今週終える課題」を選び直しましょう。復習まで終えられる量にすることが、翌週の計画にもつながります。


慶應SFCの科目別勉強法で押さえる4つのポイント


使う科目ごとに、基礎へ戻る作業と過去問で試す作業を組み合わせましょう。自分が選ばない科目は読み飛ばし、必要な練習を具体化してください。
①:英語は語彙・一文の構造・設問の根拠を結ぶ
英語は、読めない原因を分けて練習しましょう。
なぜなら、同じ時間不足でも、単語が分からない場合と、文や段落の関係を捉えられない場合では、必要な練習が異なるからです。
過去問や手元の長文教材を復習するときは、次の四点を確かめます。
- 語彙:意味が分からず、読む手が止まった語はどれか。
- 一文の構造:主語・動詞・修飾する部分を区別できるか。
- 段落の関係:主張・具体例・反論などがどうつながるか。
- 設問の根拠:選択肢を選んだ理由を本文から説明できるか。
止まった原因に合う基礎教材へ戻りましょう。 未知語は手元の単語帳や例文で意味を確かめ、構造で止まった文は文法・構文教材の該当部分と照らし合わせます。
例えば、逆接の前には利点、後には利用できる条件が書かれていたとします。利点だけを読んで「誰でも同じ効果を得られる」という選択肢を選ぶと、後半の条件を落としてしまいます。
この場合は、単語を増やすだけでなく、逆接の前後で何が変わったかを短く言葉にする練習が必要です。
選択肢の語句が本文にあるかだけでなく、対象や条件まで合っているかを比べましょう。
正解の番号だけでなく、本文のどこが根拠かを説明しましょう。 根拠が分かった英文を読み直し、次に別の文章でも同じ読み方を使えるか確かめてください。
一文ずつなら読める段階では、段落ごとの役割を押さえながら長文を読む練習を増やします。時間を測り、読み終えた位置と、設問を解き終えた位置をそれぞれ記録しましょう。
本文を読む段階で止まったのか、選択肢の比較に時間がかかったのかが分かると、翌日の練習を絞れます。読めるようになった文章は読み直し、次の初見の長文で速さと正確さを確かめてください。
英文と選択肢を比べる具体的な練習は、SFC英語の設問別の読み方と勉強法をご覧ください。
②:数学は基礎解法を使い、条件から立式する
条件から式へ進む理由を説明できるようにしましょう。
なぜなら、答えや解法の形だけを覚えても、どの条件を使うか分からなければ、数値や設定が変わると解けなくなるからです。
基礎の復習例として、1〜5の数字が書かれた5枚のカードから、2枚を同時に選ぶ場合を考えます。どの組も同じ確率で選ばれるとき、和が8以上になる確率を求めてみましょう。
選び方は、5枚から2枚を選ぶ10通りです。このうち和が8以上になる組は、3と5、4と5の2通りなので、確率は2/10=1/5になります。
分母を10通りにしたまま、分子だけ3と5、5と3を別に数えると、数え方がそろいません。4と4も、同じカードを二度使うため選べません。
分母と分子を同じ数え方でそろえることと、選べるカードの条件へ戻ることが大切です。正解を写すだけでなく、なぜ10通りを分母にするのかまで説明してください。
次は「和が7以上」へ条件を変え、同じ手順で確かめてみましょう。教科書の定義や基本問題へ戻った後、条件の違う問題でも式を立てられるか確認します。
基本問題で立式できたら、受験学部の過去問へ戻りましょう。 解説を読む前に、分かっている条件と求めるものを書き出し、どの式や定理を使うか考えます。
式が立たなかったのか、計算で止まったのかまで残すと、戻る基本問題を選べます。複数の単元を使う問題では、どの条件から次の式へ進めなかったかも記録してください。
準備範囲は、受験学部と選択方法による出題範囲と、学校で学んだ単元を照らし合わせてください。
数学の解き方を詳しく確かめたい方は、慶應SFC数学の条件整理・立式・検算の手順をご覧ください。読み違いの直し方と、誤答から次の演習を選ぶ方法を解説しています。
英語と数学を両方使う場合
両教科の勉強に加えて、同じ試験時間内で使う練習も予定に入れましょう。
英語と数学を組み合わせる選択方法では、一つの試験時間の中で両方を扱います。一方の問題に時間を使いすぎないか、解いた順番と残った問題を記録して確かめます。
週間の勉強時間は、それぞれの弱点に合わせて配分してください。英語と数学を同じ時間ずつ勉強することと、本番の処理時間を決めることは、分けて考えましょう。
③:情報と数学は知識の確認と手順の追跡を組み合わせる
情報は、処理の条件と更新の順番を確かめましょう。
なぜなら、用語を知っていても、与えられたデータをどの条件で処理するか読み違えると、結果が変わってしまうからです。
例えば、2・5・3・6というデータを順に調べ、「4以上の数が出たら件数を1増やす」という短い処理を考えます。件数を0から始めると、次のように進みます。
- 2を調べる:4未満なので、件数は0のまま。
- 5を調べる:4以上なので、件数は1。
- 3を調べる:4未満なので、件数は1のまま。
- 6を調べる:4以上なので、最後の件数は2。
判定を「5より大きい」に変えると、数えるのは6だけになり、件数は1です。データが同じでも、比較する条件が違うと結果は変わります。
誤答したときは、入力した値、判定した条件、更新した変数を順に追ってください。計算ミスなのか、条件の読み違いなのかを分けられます。
情報Ⅰ・Ⅱの教科書と受験範囲を照らし、次のように学ぶ作業を分けましょう。
- 用語:意味を確認し、具体例を挙げて説明する。
- データの読み取り:表やグラフの条件と、数値が示すことを確かめる。
- 処理の追跡:入力・判定・更新の順を追い、結果までの理由を説明する。
上の処理例を理解できたら、教科書の目次へ戻り、まだ学んでいない内容も確認してください。
情報を選ぶ場合も、数学の準備を計画に入れます。 2027年度の選択方法は「情報および数学」です。情報の得意さに加え、数学で必要な範囲を学んでいるかも確認してください。
④:小論文は知識を学び、資料を使って答案を書く
小論文は、選択科目と並行して準備しましょう。
なぜなら、覚えた知識を設問に合わせて使えるかは、実際に答案を書き、資料と照らし合わせて確かめる必要があるからです。
知識を学ぶときは、用語の意味だけでなく、問題の背景や、誰にどのような影響があるかまで説明してみます。そのうえで、今の力に合う記述や過去問へ取り組みましょう。
例えば、2026年度環境情報の問1では、五文章の要約(各1〜2文・60字以内)と、三文章を選んでそれぞれ図示する作業が求められました。
文章中の関係を図でも説明する練習が必要です。要約や図示を試して、どの作業で止まるか確かめてみましょう。
要約が自分の感想になったなら、筆者が伝えたい内容と、その根拠へ戻ります。図の線の意味を説明できないなら、結んだ要素が本文でどう関係しているかを確かめましょう。
このように、実際に止まった作業を、次の練習へ変えていきます。 設問と答案を比べる例は、環境情報2026年度小論文の解答例と解説で確認できます。
背景を説明できないときは知識を学び直し、資料を読めたのに答案につながらないときは構成メモを見直してください。知識・読み取り・書く練習のどこへ時間を使うかを、答案から判断します。
知識を学ぶ時間と、答案で使う時間を両方確保しましょう。 身近なテーマからの練習が必要か、課題文や図表を使う問題へ進めるかは、小論文の力に合わせた4段階の練習で確認できます。
慶應SFCの勉強時間と配分を決める3つの手順


勉強時間は、受験科目と現在の課題に合わせて配分しましょう。ここでは、週27時間を使える場合の作例から、課題を入れて見直す方法を確認します。



英語と小論文の両方が必要なのは分かりました。毎日の予定には、どう入れればよいですか?
①:合計時間を選択科目・小論文・併願科目へ分ける
勉強時間は、合計に加えて中身と配分を見ましょう。
なぜなら、同じ27時間でも、使う科目や基礎の進み方によって、優先する練習が変わるからです。
例えば、英語を選び、長文演習へ進みながら語彙・構文の確認も続けたい受験生が、平日3時間、休日6時間を確保できるとします。
まず、英語の演習・復習、小論文の作成・確認、併願科目の課題が入るように枠を分けます。
その課題量を一週間へ置いた作例が、次の27時間です。
| 区分 | 英語 | 小論文 | 併願科目 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 平日5日分 | 10時間 | 2時間 | 3時間 | 15時間 |
| 休日2日分 | 6時間 | 4時間 | 2時間 | 12時間 |
| 一週間 | 16時間 | 6時間 | 5時間 | 27時間 |
英語は平日2時間ずつ、土日は3時間ずつです。月・水は小論文を1時間ずつ、火・木・金は併願科目を1時間ずつ加えると、各日3時間になります。
土日は、英語3時間・小論文2時間・併願科目1時間で、それぞれ6時間です。授業や睡眠を除いて取れる時間から、自分の曜日へ置き換えてください。
数学や組合せ方式で受験する場合の置き換えも比べてみましょう。次の例は、受験する範囲を一通り学び、基礎の補強と演習を進める段階を想定しています。
| 選択方法 | 選択科目16時間の内訳(時間) | 週末に確かめること |
|---|---|---|
| 英語 | 基礎6・演習復習8・調整2 | 本文と選択肢の根拠 |
| 数学 | 基礎6・演習復習8・調整2 | 条件から立式する理由 |
| 英語と数学 | 英語6・数学6・併用演習2・調整2 | 両教科の処理と解き残し |
| 情報と数学 | 情報6・数学6・併用演習2・調整2 | 処理の追跡と数学の条件 |
組合せ方式の各教科6時間には、基礎の確認と演習・復習を含めています。
この例では、どの選択方法も小論文6時間、併願科目5時間を加えて、週27時間にしています。同じ時間でも、今の弱点に合わせて配分を変えます。
受験範囲に含まれる数学Ⅲ・数学Cなどが未習なら、その単元を学ぶ時間も先に見積もってください。
必要な課題を16時間へ入れられるか確かめ、演習の本数と科目間の配分を調整します。
週の自習時間が27時間より少ない場合も、まず各科目で今週終える課題を選び、演習と復習を一組で置きます。入らない課題は次週以降へ回し、復習する時間を残しましょう。
②:科目名だけでなく終える課題と復習を予定に入れる
時間の予定を、終える課題の予定へ変えましょう。
なぜなら、「英語2時間」だけでは、何を終え、何を確かめるかが決まらないからです。
先ほどの英語16時間なら、語彙・構文の確認に6時間、演習と復習に8時間、予定の調整に2時間を置けます。
火曜と木曜に各120分の演習枠、水曜と金曜に各120分の復習枠を置くと、合計8時間です。通して読める段階なら、2026年度の総合政策と環境情報の英語を一回ずつ解く例が考えられます。
まだ一文の構造や段落の関係で止まる場合は、一方の演習枠を長文一題の精読へ変えましょう。 復習枠では読み違えた理由を確かめ、次の文章で同じ読み方を試します。
復習は、根拠を説明できるところまで行います。 単語の意味を調べるだけで終えず、間違えた選択肢と本文のどの条件が合わないかを書き残しましょう。
小論文6時間なら、平日の2時間に知識学習と構成メモを1時間ずつ置きます。年度単位の演習へ進める人は、土曜の2時間で2026年度の問題に取り組み、日曜の2時間で設問・資料と答案を照合できます。
資料の要約や構成で止まる人は、同じ枠を一設問の作成と確認へ使ってください。今の力で書ける課題を選び、不足を補ってから年度単位の演習へ広げます。
2026年度の演習時間は、大学の一般選抜要項の時間割に合わせた120分です。別の年度の問題を使うときも、その問題に合う時間を確認してください。
予定表には、終えたと判断する条件を添えます。
- 英語:間違えた設問について、本文の根拠と選択肢の違いを説明する。
- 数学・情報:条件や処理をたどり、答えまでの理由を自力で再現する。
- 小論文:求められた作業に答える文と、その根拠を答案の中で確かめる。
調整用の2時間は、遅れた復習や、別の問題での確認に使います。予定どおり進んだ場合も、以前の誤答を確かめる時間にできます。
未完了の課題は、優先順位を見て入れ替えましょう。 使える27時間を超えるまで、翌週の課題を上乗せしないようにします。
小論文の枠に入れる課題を詳しく決めたい方は、知識学習と答案練習を組む週間計画も確認してください。
③:週ごとの実績から次週の配分を調整する
増減の理由まで書いて、次週の配分を決めましょう。
なぜなら、できるようになったことと残っている課題を分けると、どの練習へ時間を移すか判断しやすくなるからです。
例えば、英語で復習した語彙や構文を説明でき、別の文章でもその読み方を使えるようになったとします。一方、小論文では資料を比べる説明が足りないと分かった場合を考えましょう。
英語の基礎確認を6時間から4時間へ減らし、その2時間を小論文の資料比較へ移すと、英語14時間・小論文8時間・併願5時間で、合計27時間です。
英語の14時間には、演習と復習8時間、基礎確認4時間、調整2時間を残します。小論文も、これまでの演習・照合に加えて、比較する対象や条件をそろえる練習を2時間増やします。


減らす科目を決める前に、課題が改善したか確かめましょう。 英語の同じ読み違いが続くなら、先に減らすのではなく、復習の方法や他の予定を点検してください。
見直しでは、次の四つを記録します。
- 予定:どの課題に何時間を使うつもりだったか。
- 実績:どこまで終わり、何に時間がかかったか。
- 残った原因:知識・読み取り・処理時間のどこに課題があるか。
- 次週の変更:何を残し、何を入れ替えるか。
何を増やすべきか決めにくい場合は、誤答から次の練習を選ぶ方法へ戻り、課題を先に具体化しましょう。
慶應SFCの残り期間に合わせた勉強計画3例


残り3ヶ月や12月開始の場合は、既習の範囲を使えるようにする課題と、新たに学ぶ課題を分けることが大切です。半年以上ある場合も含め、選択科目と小論文をどう並行するか確認しましょう。
①:半年以上あれば基礎と過去問の確認を往復する
基礎と出題の確認を、早い段階から往復しましょう。
なぜなら、最初に過去問の形式を知ると、普段の基礎学習で何を使えるようにするかを考えやすくなるからです。
半年を使って準備する場合は、例えば次の順で重点を変えていきます。
- 最初の1ヶ月:受験範囲と過去問を見て、未習の単元や止まる作業を整理する。
- 2〜3ヶ月目:未習範囲と基礎の穴を補い、短い演習で使えるか確かめる。
- 4〜5ヶ月目:時間を測る演習を増やし、原因ごとの復習へ戻る。
- 最終月:残る課題を絞り、初めて解く問題でも対応できるか確認する。
例えば、英語なら一文の構造を読めるようにし、その読み方を長文や設問の根拠確認へ使います。数学なら単元の基本を学び、条件が変わった問題でも式を立てられるか確かめます。
小論文の知識学習と答案練習も、最初から並行してください。 小論文を始める時期を、英語や数学の教材を全て終えた後へ置かないようにしましょう。
月ごとの目標は「教材を何ページ終える」だけでなく、「一文の構造を説明できる」「条件から式を立てられる」といった作業で決めます。
まだ使えない基礎があれば、その確認を翌月の計画にも残してください。月が変わったことより、今できることの変化を見て進めましょう。
②:残り3ヶ月なら現在の得点と未習範囲から絞る
受験範囲を一通り学んでいる人は、残り3ヶ月を弱点の補強と演習へ使いましょう。
なぜなら、同じ3ヶ月でも、受験範囲を一通り学んだ人と、未習の単元が多い人では、必要な準備が違うからです。
未習が多い人は、まず必要な単元と学習量を出し、演習・復習も残り期間へ入るか確かめます。学校や予備校の教科担当へ、その一覧と今の演習結果を示して相談してください。
選択科目を一通り学び、小論文の原問題も見た人なら、12週間を次のように使う例が考えられます。
| 期間 | 選択科目の主課題 | 小論文の主課題 |
|---|---|---|
| 1〜2週 | 基礎の穴と失点原因を診断 | 条件と資料の使い方を確認 |
| 3〜6週 | 基礎補強と部分演習 | 知識・構成の不足を補う |
| 7〜10週 | 通し演習を増やし原因別復習 | 時間内の答案と根拠を確認 |
| 11〜12週 | 残る原因を別問題で確認 | 不足を補い次の答案で確かめる |
例えば、英語の基礎はあるのに時間内に終わらない場合は、どの段落や設問で時間を使ったか記録します。読み違いを減らす復習と、解く順番を試す演習を組み合わせてください。
週数に加えて、できるようになった作業を見て演習を増やします。 初週から通しで解ける人は、演習と復習を先に組み込んで構いません。
一方、精読や立式で止まる場合は、基本問題や一設問へ絞って不足を補います。小論文も、設問の要求と資料の根拠を対応させて書けるかを見て、年度単位の演習へ広げてください。
短期の計画は、開始前にできていることから組み立てます。 同じ12週間でも、今ある基礎によって取り組む課題は変わります。
「逆転合格」という言葉だけで、他の人の開始時期や時間をそのまま当てはめないことが大切です。今の科目の準備、併願先で必要な範囲、使える一週間を並べて、残す課題を決めてください。
③:12月からは未習範囲と演習・復習の優先順位を決める
12月の現在地から、今週の優先課題を決めましょう。
なぜなら、残り期間が短いほど、未習の学習と、既習部分を時間内に使う練習を、限られた時間で調整する必要があるからです。
2月の一般選抜へ向けて12月から準備を組み直す場合は、次のように考えられます。
- 12月:未習範囲と誤答原因を調べ、選択科目と小論文の優先課題を決める。
- 1月:併願日程も予定へ入れ、時間内の演習と不足を補う復習を組み合わせる。
- 2月:解き残した原因、答案の説明不足、本番での進め方を確認する。
例えば、数学に未習の単元が多く残っているなら、その学習と演習に必要な時間を出し、今まで準備した英語などと比べてください。
必要な範囲と残りの課題量を教科担当へ示すと、選択方法も含めて相談しやすくなります。
小論文では、文章を書く量だけでなく、資料を使う説明や図示など、まだ経験していない作業が残っていないかを確かめます。
試験までの日数と出願条件は、受験する年度・学部の大学公式の一般選抜案内で確認してください。日程から逆算して、今週の演習と復習を具体的に決めましょう。
小論文の課題を絞る方法は、計画が遅れたときの見直し方でも説明しています。



今週解いた問題で、どの作業が止まったかを一つ選びましょう。その原因を確かめる練習を、次の予定に入れてください。
慶應SFCの過去問を勉強計画に組み込む2つの確認


過去問は実力を測るだけでなく、次の練習を決めるために使います。初めて解く問題を残しながら、復習した内容が別の問題でも使えるか確かめましょう。
①:初見で解く問題と復習する問題を分ける
解答を見た問題と、初見の問題を分けて管理しましょう。
なぜなら、答えを知っている問題の速さだけでは、初めての問題で必要な時間を判断しにくいからです。
例えば、2026年度の一方の学部を最初の形式確認に使ったら、「解答を見た」「時間を測った」といった印を付けます。
後から解き直すときは、答えを思い出したのか、根拠から考えられたのかを分けて確かめてください。
別の年度は初見で解くために残し、基礎を復習した後の確認に使います。全ての年度の解説を先に読み切ると、自分だけで対応する練習をしにくくなります。
小論文は受験する学部の直近3年分、できれば5年分に取り組むことを目安にします。年度ごとに問われる作業を見ながら、今の力に合う順で進めましょう。
問題と解説をそろえるときは、学部・年度別の小論文過去問と解答例を活用してください。各問題の案内先と閲覧条件も確認できます。
②:誤答の原因から次に取り組む練習を選ぶ
間違えた原因に合わせて、次の練習を選びましょう。
なぜなら、同じ問題の答えを覚えただけでは、別の問題で同じ課題を解消できたか判断できないからです。
復習の後は、「誤答の原因・戻る教材や資料・次に試す問題」を一行にまとめます。次の予定には、確かめる問題まで入れてください。
例えば、数学で分母と分子の数え方が混ざったなら、「数え方の不一致→場合の数の基本問題→条件を変えた未演習の問題」とつなぎます。
後から正解を再現できたかに加え、別の設定でも数え方をそろえられるかを確かめます。
小論文なら、要約に自分の意見を混ぜたのか、図の関係が資料と違ったのかで、戻る箇所が変わります。不足を補った後、次の答案でも同じ点を確認するところまで計画へ入れましょう。
添削を受けた後も、指摘の理由を理解して学習へ使います。
添削で指摘された部分を補って、自分の答案を確認し直します。その上で、新たに得た視点を次の答案に活かしていきます。
確認する作業を一つ決めたら、その練習をいつ行うかまで予定へ入れましょう。科目間で時間を動かす場合は、次週の配分を見直す節へ戻ってください。
過去問の復習チェック
- 条件:問題のどの指定を読み落としたか、該当箇所へ印を付ける。
- 根拠:答えを支える本文・式・資料の箇所を説明する。
- 練習:戻る基礎と、次に解く問題を一つずつ決める。
- 確認:別の問題や次の答案で、同じ考え方を使えたかを見る。
慶應SFCの勉強を進める当塾の支援2つ


自分では小論文の不足を判断しにくい方は、当塾へご相談ください。講義で知識を補うことと、塾長の直接添削で答案を確かめることを、学習計画へ組み合わせられます。
①:講義と塾長の直接添削で小論文の課題を具体化する
小論文の課題が分からない方は、当塾へご相談ください。
なぜなら、答案のどこを直すかが具体的になると、次の週に何を学び、どの説明を補うか決めやすくなるからです。
当塾のSFC特化コースでは、65本の講義動画で次の内容を学べます。
- 小論文の基本。
- SFCの過去問対策。
- SFCの本質理解。
- アイデアの出し方。
答案で足りなかった知識や考え方を、必要な講義へ戻って補っていきます。
さらに、塾長が設問・資料・答案を照合し、直す箇所と理由を具体的に伝えます。
例えば、提案は書けていても、資料から読み取った問題とつながっていなければ、提案の対象や方法を見直す必要があります。
言い回しを整えるだけでなく、間にどの説明が足りないかを確かめる指導です。
直す理由を理解できると、講義で補う知識、資料へ戻って読む箇所、次の答案で試すことが具体的になります。
設問・資料と自分の答案をそろえ、「どこから考えられなくなったか」を整理してみてください。指導の内容は、講義と塾長の直接添削による支援でも紹介しています。
②:質問・相談と個別授業の範囲を選ぶ
質問の利用と、個別授業・計画支援の範囲を分けて比べましょう。
なぜなら、答案の指導に加えて、学習の進め方を対話しながら確認したいかによって、必要な支援が変わるからです。
当塾は、全プランで講義動画、小論文添削、チャット・メールでの質問・相談を利用できます。添削回数と個別授業などの違いを、次のように確認してください。
- ミニマム:添削は月2回。動画と添削・質問を使い、自分で学習を進めたい方向け。
- スタンダード:添削は月3回。進度確認・計画立案と、月1回の完全個別オンライン授業を利用したい方向け。
- プレミアム:添削は月4回。進度確認・計画立案に加え、月3回の完全個別オンライン授業で、考え方や演習を詳しく相談したい方向け。
個別オンライン授業は1回約50分です。小論文の答案で迷った箇所や、学習の進め方について、対話して確認できます。
英語・数学などの予定も整理したうえで、小論文にどの練習と支援が必要かを考えましょう。今の課題に合う内容か、SFC特化コースの講義・添削と受講プランで確認してください。
取り組んだ教材や答案、使える時間を整理して、無料説明会で学習状況を相談することもできます。保護者の方も、指導内容と支援範囲をご覧ください。
慶應SFCの勉強法と勉強時間でよくある質問


勉強時間や科目の組合せで迷う点を確認します。気になる答えを読んだら、自分の課題と週間計画へ戻って調整してみてください。
【まとめ】慶應SFCの勉強は科目別の課題と時間配分を結ぼう


使う科目と今の課題を確認し、選択科目・小論文・併願科目の勉強を一週間へ配分しましょう。取り組んだ結果から、次の課題と時間を更新してください。
この記事のまとめ
- 科目の準備:受験年度・学部・選択科目と小論文を確認する。
- 時間の配分:使える自習時間から、課題と復習を一週間へ組み込む。
- 毎週の調整:誤答や答案の不足から、次週の練習を具体化する。
今日の勉強を、今の課題から一つ決めましょう。 教材を開く前に「何を終え、何を説明できるようにするか」を書くと、復習まで含めて取り組めます。
科目別の課題と、実行できる時間配分を結び付けましょう。 小論文の課題を自分で評価しにくい方は、当塾へご相談ください。
SFC特化コースで講義・添削・質問相談・個別授業の内容を確認し、今の自分に必要な支援を選んでください。
湘南藤沢小論文アカデミーSFC特化コース
「読む力」を、「書く力」に変える。
慶應SFC卒、指導歴20年の塾長がパーソナル指導で受験まで伴走します。
塾長・後川慶一が直接担当
学び方から、答案の改善まで。













