受験生SFC小論文の解答用紙は、どこで手に入るの?普通の原稿用紙で練習しても大丈夫?
本番の解答用紙が手元になくても、SFC小論文の練習は始められます。
設問の指定字数に合う原稿用紙と、図を描く空欄を用意すればよいからです。
すぐに取り組めるよう、この記事では学部別の練習用PDFと、A4での印刷方法を案内します。
PDFは、2026年度の設問に合わせて当塾が作成したものです。大学公式の解答用紙ではありませんが、総合政策学部・環境情報学部それぞれの練習に使えます。
ただし、原稿用紙に文章を書くだけでは、SFCの小論文対策は不十分です。
資料の内容を図で表したり、自分で選んだ問題の解決策を論じたりする設問もあるからです。
書いた後は、資料を正しく読めているか、設問に答えられているかを、SFCの問題に詳しい指導者に見てもらいましょう。
添削を受けて書き直すことが、答案を改善する練習になります。



過去問を解くときは、添削後に答案を書き直す時間も取っておきましょう。
私の添削では、あなたの答案を見ながら、直す箇所とその理由を具体的にお伝えします。
まずは練習用紙を準備して、1題に取り組んでみてください。
この記事の要点
- 本番用紙がなくても練習は始められる。指定字数に合う原稿用紙と図を描く空欄を用意する。当塾の学部別A4練習用PDFも利用できる。
- 2026年度の総合政策は800字・600字・600字の論述3問。環境情報は60字要約・図示・400字と800字の論述に合わせて用紙を準備する。
- 答案は書いて終わりにせず、添削を受けて書き直す。資料の読み取り、問いへの答え、図で示した関係が正しいかを確かめる。
SFC小論文の解答用紙はどこで手に入る?


過去問演習を始めるなら、まず慶應義塾大学公式の試験問題一覧で、取り組む学部・年度の問題冊子を確認しましょう。そのうえで、設問に合う練習用紙を準備します。
ここで気をつけたいのは、問題冊子と解答用紙は別のものだということです。問題文を見つけても、そのPDFに空欄の解答用紙まで含まれているとは限りません。
| 確認するもの | 内容 | この記事での案内 |
|---|---|---|
| 問題冊子 | 設問や資料を読む冊子 | 大学公式の公開ページ |
| 本番の解答用紙 | 試験当日に答案を書く用紙 | 問題冊子とは別に確認 |
| 当塾の練習用紙 | 過去問演習に使う独自の用紙 | 学部別のPDFを下で案内 |
大学公式の問題冊子と解答用紙を区別する
2026年度の小論文の問題冊子は、大学公式サイトで学部別に公開されています。総合政策学部と環境情報学部では問題が異なるため、自分が解くほうを選んでください。
問題冊子を開いたら、次の3点を確認してから設問を読んでみましょう。
- 年度:取り組む年度の問題か。
- 学部:総合政策学部・環境情報学部のどちらの問題か。
- 科目:小論文の問題か。
資料の一部は著作権の関係で非公開になっている場合があります。
問題冊子は設問や資料を読むためのものです。答案を書く用紙も別に準備してください。
実物の配置やサイズを確かめるときは、取り組む年度・学部の用紙を確認できる資料と照合しましょう。



公式サイトの「問題冊子」は、設問や資料を読むためのものです。開いたPDFが、そのまま答案を書く用紙とは限らない点に注意しましょう。
解答用紙が手元にないときの練習方法
用紙が見つからないことを理由に、過去問を後回しにする必要はありません。指定字数に合う原稿用紙と、図を描く空欄を用意して、練習を始めましょう。
すぐ取り組めるよう、当塾では2026年度の設問に合わせた練習用紙を作成しました。総合政策は3ページ、環境情報は4ページです。
A4・100%で印刷すると、800字・600字・60字の欄は1マス6mm、400字の欄は1マス7mmになります。
このPDFは当塾独自の演習用紙です。大学公式の解答用紙や、本番用紙のサイズ・配置を再現したものではありません。
別の年度を解く場合は、その年の設問に合わせて用紙を用意してください。
A4で印刷するときの設定
- 用紙サイズはA4、倍率は100%(実際のサイズ)を選ぶ。
- 「用紙に合わせる」などの自動縮小を外す。
- 印刷後は10マスを定規で測る。6mmの欄なら60mm、7mmの欄なら70mmになっているか確かめる。
マスの大きさは、手書き練習に使うために当塾で設定したものです。本番用紙と同じ大きさで練習したい場合は、実物を確認できる資料と照合してください。
印刷したら、次の3点を確認してから手書きで解いてみましょう。
- 年度:練習する過去問の年度と合っているか。
- 学部:総合政策学部・環境情報学部を取り違えていないか。
- 設問番号:解く設問に対応する欄を用意できているか。
消しゴムで直す作業や、読み取れる字で清書することも練習に含めます。PCで文章を打つだけでは、手書きで書き終える感覚はつかみにくいからです。
問題と用紙がそろったら、過去問を解いて復習する4つの手順に沿って取り組んでみましょう。設問の確認から、構成メモ、答案の書き直しまで説明しています。



まずは練習用紙で取り組めるんですね。印刷の倍率と、設問ごとの字数を確認して始めます。
SFC小論文はどんな解答形式?2026年度の出題例で確認


解答方法は、学部名だけで決めず、その年度の設問で確認してください。2026年度の総合政策は3問の論述ですが、環境情報には短い要約や図示もあります。
2026年度の両学部で、どんな答え方が求められたのかを見てみましょう。


総合政策学部は設問ごとに論述を分ける
2026年度の総合政策学部を解くときは、3問を別々の論述として準備します。
一つの長い文章として書き進めるのではなく、設問ごとに何を答えるかを整理してください。
- 問1:資料1〜4について、各資料の違いが分かるように要約する(800字以内)。
- 問2:資料5を踏まえ、現代社会の重要な問題と、その重要性を論じる(600字以内)。
- 問3:問2の問題にどう向き合うか、SFCでの学びや指定資料を踏まえて述べる(600字以内)。
例えば、問2で選んだ問題と、問3で述べる学び方が無関係になっていないか、という確認が必要です。
各欄を埋めることだけに気を取られず、設問同士のつながりにも目を向けましょう。
指定字数と設問は、2026年度総合政策学部の公式問題冊子の5ページで確認できます。
この字数は2026年度の例で、他年度にもそのまま当てはまるわけではありません。



総合政策の問2と問3は、続けて確認しましょう。問2で取り上げた問題に対し、問3で何を学び、どう向き合うのか。答案同士のつながりまで見直すことが大切です。
環境情報学部は文章と図で答える設問がある
環境情報学部の演習では、文章用の原稿用紙だけでなく、図を描く練習も準備しましょう。
2026年度には、資料を短く要約したうえで、その内容を図にする設問がありました。
- 問1(1):文章A〜Eを、それぞれ60字以内で要約する。
- 問1(2):A〜Eから3文章を選び、各文章の内容を分かりやすく表す図を作る。
- 問2:自分が重要だと考える問題の分析と、挑戦的で具体的な解決策などを論述する。
問1(2)では、選んだ文章の記号を所定のマスに示す指示もあります。
また、問2(2)では補助として図を入れることができますが、100字相当以内の領域を区切るなどの条件があります。
つまり、図を描くことが求められる設問と、必要なら図を使える設問は別です。すべての答案に図を足すのではなく、その設問の指示を読み分けてください。



「図を描く問題」と「補助図を使ってもよい問題」は違うんですね。どちらも同じように準備すればよいと思っていました。
詳しい条件は、2026年度環境情報学部の公式問題冊子の4ページで確認しましょう。
SFC小論文の解答用紙で迷わないための書き方


解答用紙を前にしたら、いきなり書き始めるのではなく、設問と解答欄を対応させてから、書く内容を組み立てましょう。
次のどの形式で答えるのかによって、確認する条件も異なります。
- 文章で論述する。
- 短く要約する。
- 図で表す。
設問ごとの指定字数と解答欄を先に確認する
最初に優先するのは、一般的な原稿用紙の慣習ではなく、その設問と用紙に書かれた指示です。まず、次の項目を確認してください。
- 設問番号と、答案を書く欄は合っているか。
- 指定字数と、文章・図などの解答形式は何か。
- 選んだ資料の記号など、別に記入するものはあるか。
- 書く方向や、句読点・英数字などの扱いに指示はあるか。
資料を示すなら、「資料12」がどの資料を指すか読み手に分かるように書きます。
英数字や段落冒頭のマスの使い方は、明示された指示があればそれに従ってください。指定がない部分は、読みやすさと表記の統一を意識します。
マスの使い方で迷うことはあると思います。ただ、そこで考え込むだけで終えず、まず設問に答えた答案を書いてみましょう。
気になる箇所は添削時に、答案と一緒に確認できます。



図を描くといっても、丸と矢印を並べればよいのでしょうか?どこまで説明すれば伝わるのか、迷います。
図は関係が伝わるように描き、必要な説明を添える
図を描くときは、見栄えを整えることよりも、資料が示している関係を読み手に伝えることを優先してください。
例えば、2026年度環境情報の問1(2)では、次のような要素がどう関わり合っているかを意識するよう求められています。
- 人間
- 生物
- 環境
- 情報
要素を丸で囲んで並べても、それだけでは相互作用まで示したとはいえません。
実際の出題指示を見てみましょう。選んだ文章の内容が一目で伝わる図を作り、必要なら文字を添えることが求められています。
下の画像は、公式問題冊子の該当箇所です。


図を描いた後の確認ポイント
- 図に登場する要素は、その資料の内容に対応しているか。
- 矢印は、何が何にどう関わることを示しているか。
- 短い説明を添えると、関係がよりはっきり伝わるか。
この3点を、自分が読んだ文章と照らし合わせてみましょう。
問2で任意の補助図を使う場合は、図の領域と文章の字数の条件も確認します。図を入れること自体を目的にしないことが大切です。





資料に出てくる言葉を丸で囲むだけでは、関係は伝わりません。「何が、何に、どう作用するのか」が図と説明から読み取れるか、問題文と見比べてください。
下書きは問題冊子に行い、解答用紙の欄外を使わない
解答用紙の裏や欄外を、下書きに使わないでください。2026年度の一般選抜要項では、所定の欄以外は表裏とも記入できず、下書きにも使えないとされています。
2026年度の問題冊子には下書き用のページがあります。
考えを整理するときはそうした場所を使い、提出する内容を解答用紙の所定欄へ書く、という順で練習しましょう。
出典は2026年度一般選抜要項の32ページです。受験する年度の要項と、当日の監督者の指示も確認してください。
最新の案内は大学公式の一般選抜ページで確認できます。
読みやすい字と段落で、答案の内容を伝える
字の上手さを競う必要はありません。まずは、読み手が迷わず読める字と段落で書くことを意識しましょう。
自分の手書き答案で、次の3点を確認してください。
- 小さい「っ」と句点を見分けられるか。
- 消し残しがないか。
- 1行に文字を詰め込みすぎていないか。
話題が変わるところで段落を分けると、考えの流れも追いやすくなります。
自分では読めても、他の人には読みにくい字もあります。清書した答案を家族や先生に読んでもらい、判読しづらい字がないかを確認してみましょう。
そのうえで、資料の読み取りや答えの内容は、SFCに詳しい指導者に見てもらいます。



きれいな字にすることだけが目的ではないんですね。読み手に内容が伝わるか、段落や消し残しも見直してみます。
解答用紙を埋めるだけではSFC小論文の対策にならない


用紙を準備して最後まで書けたら、次は答案の中身を確認しましょう。
文章が自然かどうかだけでなく、SFCの資料と設問に応じた答えになっているかを確かめる必要があります。
資料の読み取りと、問いへの答えを見てもらう
答案を添削してもらうときは、解答用紙だけでなく、解いた問題もそろえてください。
どんな資料を使い、何を問われて書いたのかを見比べなければ、答案の課題は分かりにくいからです。
例えば、図に人間や環境という言葉が入っていても、資料が述べる関係を読み違えているかもしれません。
解決策を具体的に書いたつもりでも、自分が分析した原因への対策になっていないこともあります。
- 資料から読み取った内容と、自分の主張がつながっているか。
- 設問が求める作業を落とさず、文章や図で答えているか。
- 原因の分析と解決策の間に、説明の飛躍がないか。
一般的な小論文の型を覚えたり、日本語表現を直してもらったりするだけでは、ここまで確認しきれません。
SFCの過去問を使い、実際の答案に即して直す練習が必要です。
SFC特化コースで塾長の添削を受け、答案を書き直す
当塾のSFC特化コースでは、塾長の後川慶一が一人ひとりの答案を読み、改善に向けて指導します。
講義で学んだ考え方を、自分の答案で使えるようにしていきましょう。
例えば、答案に応じて次のような点を確認します。
- 図の説明が足りているか。
- 資料を読み直す必要があるか。
- 原因と解決策をつなぎ直す必要があるか。
確認した課題に合わせて、次に考えることや書き直す箇所を決めます。





用紙が埋まったら、問題文ともう一度見比べてみてください。あなたの考えが伝わる答案へ近づけるために、どこを直すべきかを一緒に考えていきましょう。
講義で考え方を学び、過去問を書き、添削で分かった課題をもとに書き直す。この学習を重ねて、小論文200点を得点源にすることを目指します。
書いた答案を塾長に見てもらいたいあなたは、SFC特化コースの講義・添削内容を確認してみてください。
個別オンライン授業などのサポートはプランによって異なるため、今の学習状況に合わせて選べます。
SFC小論文の解答用紙についてよくある質問


【まとめ】解答用紙を準備して、答案の改善まで進めよう


SFC小論文の練習は、取り組む年度・学部の設問を確認し、文章と図に合う用紙を準備するところから始めましょう。
本番用紙が手元になくても、今回の練習用PDFなどを使って演習を進められます。
- 問題冊子で、指定字数と解答形式を確認する。
- 用紙を用意し、手書きで答案を仕上げる。
- 資料・設問と答案を見比べ、添削と書き直しで改善する。
用紙を埋めて終わりにせず、あなたの考えが問いへの答えとして伝わる答案を目指してください。
当塾のSFC特化コースでは、講義と塾長の添削を通して、そのための練習を進めます。
受験科目や配点も合わせて整理したい方は、慶應SFCの入試情報ガイドをご覧ください。
湘南藤沢小論文アカデミーSFC特化コース
「読む力」を、「書く力」に変える。
慶應SFC卒、指導歴20年の塾長がパーソナル指導で受験まで伴走します。
塾長・後川慶一が直接担当
学び方から、答案の改善まで。













