執筆・専門家監修


後川慶一
湘南藤沢小論文アカデミー 塾長
慶應義塾大学総合政策学部卒業、京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。SFC両学部に現役でW合格し、小論文を20年以上指導。幅広い教育現場で延べ800名以上の学習を支援してきました。
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受験生慶應SFCは、どの科目で受験できますか?英語や数学だけでも受けられるのか、小論文との配点も知りたいです。
慶應SFCの一般選抜は、選択試験200点と、必須の小論文200点で合計400点満点です。
総合政策学部・環境情報学部とも、選択試験は4通りから一つを選びます。外国語や数学を選ぶ場合も、小論文の受験は必要です。
科目を選ぶときは、得意かどうかに加えて、出題範囲と残りの準備期間を比べましょう。
なぜなら、学部や選び方によって数学の範囲が変わり、選択科目と小論文の両方を準備する必要があるからです。
この記事では、受験できる科目と配点、出題範囲の違い、自分に合う科目の選び方、出願前の確認事項を解説します。
科目の一覧は2027年度の公表内容です。試験時間など、2026年度を参考にする箇所には年度を明記しています。


まずは、選べる組み合わせと、全員が受ける小論文を分けて確認しましょう。総合政策学部・環境情報学部のどちらも、次の仕組みです。
2027年度は、下表の4通りから一つを選びます。「外国語」の出題範囲は英語です。
| 選ぶ組み合わせ | 選択試験の配点 | 必須の小論文 | 総点 |
|---|---|---|---|
| 外国語(英語) | 200点 | 200点 | 400点 |
| 数学 | 200点 | 200点 | 400点 |
| 外国語および数学 | 組み合わせ全体で200点 | 200点 | 400点 |
| 情報および数学 | 組み合わせ全体で200点 | 200点 | 400点 |
「外国語および数学」「情報および数学」を選んだ場合も、選択試験全体で200点です。科目ごとに200点ずつ加わるわけではありません。
まずは受験を考えている学部と選択肢をメモし、出題範囲の違いと照らし合わせてください。
外国語・数学などの選び方にかかわらず、小論文200点の受験が必要です。
「英語のみ」「数学のみ」という言い方は、選択試験で使う教科を省略して表したものです。例えば、外国語を選ぶ人は外国語と小論文、数学を選ぶ人は数学と小論文を受験します。
また、「2科目」という紹介も、選択試験と小論文という二つの枠を指すことがあります。
選択試験に外国語と数学の両方が含まれる組み合わせもあるため、科目名を省略せず、受験する組み合わせ全体で確認することが大切です。


配点を把握した後に得点目標を考える方は、学部・科目別の合格最低点をご覧ください。
2026年度の一般選抜では、選択試験と小論文はそれぞれ120分でした。次の表は2026年度の参考情報です。
| 2026年度の試験 | 試験時間 |
|---|---|
| 選択試験 | 120分 |
| 小論文 | 120分 |
2026年度は、外国語および数学・情報および数学も同じ120分の選択試験の中で実施されました。組み合わせを選ぶと、教科ごとに120分ずつ増えるという仕組みではありません。
2027年度を受験する方は、大学公式の一般選抜案内から受験年度の要項を開き、確定した時間割を確認してください。科目表と時間割は、それぞれの対象年度をそろえて確認しましょう。
小論文の試験中に読む・考える・書く時間をどう分けるかは、小論文120分の時間配分例で解説しています。



科目と配点をメモするときは、大学の資料名と年度も一緒に書き添えておきましょう。後で別の学部や組み合わせを検討するときに、どの条件を見直すか分かりやすくなります。


科目名だけで決めず、年度・学部・選び方に合う範囲を確かめましょう。
なぜなら、同じ「数学」でも準備する範囲が変わり、外国語にも2027年度からの変更があるからです。
2027年度から、外国語の出題範囲は英語のみになります。「外国語」と「外国語および数学」のどちらを選ぶ場合も同じです。
英語の範囲は次のとおりです。


2026年度までの案内には英語にドイツ語やフランス語を組み合わせる選択がありましたが、2027年度からは実施されません。
過年度の問題や解説を読むときも、2027年度以降の受験でドイツ語・フランス語を選べると読み替えないようにしてください。
環境情報学部の「数学」と、「外国語および数学」「情報および数学」では、数学の範囲が異なります。
2027年度の公式科目表に基づき、数学を含む選択肢を整理しました。
| 学部 | 選択方法 | 数学の出題範囲 |
|---|---|---|
| 総合政策学部 | 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B |
| 総合政策学部 | 外国語および数学/情報および数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B |
| 環境情報学部 | 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C |
| 環境情報学部 | 外国語および数学/情報および数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B |
数学A・B・Cは、指定された単元も確認してください。
例えば、環境情報学部を志望していても、「外国語および数学」「情報および数学」を選ぶ場合は数学Ⅲ・Cを除きます。
一方、「数学」を選ぶ場合はⅢ・Cも準備します。
候補となる学部と選択肢の行を読み、未習の単元や復習が必要な単元に印を付けましょう。
外国語だけを選択試験に使う場合は、この数学の範囲を受験で課されるわけではありません。



「環境情報を受けるから数学Ⅲが必要」とまとめず、自分が選ぶ組み合わせの行を見てください。使う範囲が分かったら、未習の単元を学校や教科担当の先生へ相談すると、次の準備を決めやすくなります。
入試範囲に加えて学ぶ内容から志望学部を考える方は、総合政策と環境情報の違いをご覧ください。
情報を使う選択肢は「情報および数学」です。情報だけで受験する選択肢ではありません。
2027年度の情報の範囲は情報Ⅰ・情報Ⅱです。組み合わせる数学は、両学部とも数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bになります。
情報の授業が得意でも、数学の範囲に未習の単元があれば、その学習も必要です。情報Ⅱと数学の両方について、どこまで学習しているかを確認してから候補に入れましょう。


選択科目は、得意科目・併願先・残り期間を比べて決めましょう。
なぜなら、選べる科目が同じでも、すでに学んだ範囲や他大学の受験予定によって、これから必要になる準備が異なるからです。


学校の成績に加え、SFCの過去問で対応できる内容と未習範囲を確かめましょう。
なぜなら、学校のテストで得意な範囲と、SFCの過去問で求められる範囲・解答作業は、必ずしも一致しないからです。
例えば、数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bが得意でも、環境情報学部の「数学」で必要なⅢ・Cが未習なら、その学習も見込む必要があります。
ただし、Ⅲ・Cがないという理由だけで「外国語および数学」が自分に合うとも限りません。英語と数学を同じ試験の枠で解く準備も比べます。
過去問を開いたら、次の内容を短くメモしてください。
自己採点の点数だけで候補を決めず、次に学ぶ内容を教科担当の先生と確認するためのメモとして使いましょう。
併願先の必要科目と、SFCの候補科目で共通する範囲・追加する範囲を比べましょう。
なぜなら、同じ科目名でも出題範囲や形式が異なり、併願先の勉強だけでSFCの準備も十分とは限らないからです。
例えば、他の志望校でも数学Ⅲ・Cを使う予定なら、SFCの数学にも生かせます。
一方、英語を中心に併願する場合は、数学を追加して使う準備が今の予定に入るかを考えましょう。
志望校ごとに、必要な教科だけでなく、使う単元と試験日も並べてください。志望順位と学びたい内容も合わせて確認し、科目の都合だけで受験先を決めないようにしましょう。
未習範囲の学習・演習・復習と、小論文の答案作成・添削後の確認まで、残り期間に組み込めるかを比べましょう。
なぜなら、未習範囲を学ぶだけでなく、過去問で使えるかを確かめる演習や、添削後に不足を補って答案を確認する時間も必要だからです。
次は説明用の仮例です。数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bは学習済み、数学Ⅲ・Cは未習の人が、環境情報学部の二つの選択肢を比べます。特定の科目が有利だと示す例ではありません。
| 比べること | 候補A:数学 | 候補B:外国語および数学 |
|---|---|---|
| 数学の範囲 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B |
| 追加する準備 | 未習のⅢ・Cの学習と数学の過去問演習 | 英語の準備と、英語・数学を同じ試験の枠で解く練習 |
| 併願先との関係 | 併願先でもⅢ・Cを使うか確認する | 併願先でも英語とⅠ・Ⅱ・A・Bを使うか確認する |
| 残り期間と使える時間 | 自分の残り週数と学習可能時間を記入し、追加範囲の予定を置く | 同じ期間・時間を前提に、英語と組み合わせ形式の練習を置く |
| 小論文 | 答案作成と添削後の確認の時間を確保する | 答案作成と添削後の確認の時間を確保する |
この例なら、Ⅲ・Cを学ぶ負担と、英語や組み合わせ形式に慣れる負担を比べます。実際に必要な準備は、その人の現在の力によって変わります。
自分の候補についても、比較表を作った後、次の3点を記入しましょう。
小論文の予定には、書く日だけでなく直す日も入れてください。具体的な組み方は、選択科目と両立する小論文の週間計画で解説しています。



英語や数学の予定を立てるときも、小論文の答案を一度書いてみてください。「資料を読むのに時間がかかる」「根拠を説明できない」など、今の課題が分かると、確保した時間で何をするか決めやすくなります。


出願前は、受験年度の要項で自分の学部と選択教科の条件を確認しましょう。
なぜなら、他学部や別の入試方式の条件を当てはめたり、選択・変更の期限を取り違えたりすると、必要な手続きを誤るからです。
一般選抜とAO入試は別の方式です。AOの出願資格や選考方法は、大学公式の学部入試案内で該当する方式をご確認ください。
2026年10月19日時点では、大学公式で2027年度の科目・日程と、2026年度の参考要項が公開されています。
出願には、受験する年度の要項を使ってください。
2026年度の一般選抜は、共通テストの結果を利用して出願する方式ではありません。また、SFCの外国語を英検等の成績で置き換える方式ではなく、外国語を選ぶ場合は大学の試験を受けます。
大学のFAQにある英語外部試験利用の説明は、対象学部を確認してください。文学部の案内を、そのままSFCに当てはめないことが大切です。
2027年度を受験する方は、大学公式の一般選抜FAQから受験年度の案内を確認しましょう。出願する学部の条件に沿って、準備する試験や書類を整理してください。
科目は、変更できる期限までに選び、支払い前に登録内容を確かめましょう。
なぜなら、選択や変更の期限を過ぎると、準備した教科で受験できなくなるおそれがあるからです。
2026年度の要項では、受験教科は出願時に選択し、入学検定料の支払い後は変更できないとされています。
この条件は2026年度の参考情報として確認してください。
総合政策学部と環境情報学部の両方を検討する場合は、各学部の出願登録と選択教科を確かめます。
2027年度は試験日が異なりますが、受験年度の要項にある併願の条件や手続きも合わせて確認してください。
出願前には、次の項目を読み合わせると確認しやすくなります。
ネットでの登録・支払いと、書類の郵送を分けて予定に入れましょう。
なぜなら、ネット手続きと郵送では期間や締切の意味が異なり、片方だけでは出願が完了しないからです。
2027年度の公表日程は次のとおりです。
| 2027年度の確認事項 | 期間・日付 |
|---|---|
| ネット出願登録・入学検定料の支払い | 2026年12月24日10:00〜2027年1月18日17:00 |
| 出願書類の郵送 | 2027年1月4日〜1月18日(締切日消印有効) |
| 総合政策学部の試験 | 2027年2月17日 |
| 環境情報学部の試験 | 2027年2月18日 |
締切をカレンダーへ入れる際は、ネット登録・支払いの締切と、郵送の締切を別々に記録してください。出願直前にも大学公式の出願期間と試験日程を確認しましょう。



出願前に、受験する学部と選択教科を書いたメモを保護者の方とも共有してください。学校へ依頼する書類がある場合は、郵送の締切だけでなく、受け取る日から逆算して準備しましょう。


科目を検討している段階から、小論文も並行して準備しましょう。
なぜなら、どの選択でも小論文が200点を占め、資料を読み、答案を書いて評価を確かめる練習は、選択科目の勉強とは別に積み重ねる必要があるからです。
最初に受験学部の過去問を開き、何を読んで何を答える問題かを確かめましょう。
なぜなら、小論文は設問によって要求される作業が異なり、問題を見ることで自分に必要な練習を具体的に考えられるからです。
例えば、環境情報学部2026年度の問1(2)では、文章A〜Eから三つを選び、それぞれの内容を図にすることが求められました。
文章を書く練習に加え、図で要素の関係を説明する準備も必要になる例です。
設問の原文は大学公式の2026年度環境情報学部小論文で確認できます。
過去問を見るときは、次の3点をメモしてみてください。
問題を探す入口は学部別の過去問・解答例一覧、用紙の準備は小論文の解答用紙の入手・印刷方法をご覧ください。
小論文は、必要な知識を学ぶことと、答案を書き、評価を踏まえて確認することを並行して進めましょう。
なぜなら、知識を知っていても、資料や設問に合わせて根拠を選び、読み手に伝わる形で説明できるとは限らないからです。
例えば、社会課題の背景を学んだら、その知識が使える問いで答案を書きます。
指摘された箇所は、次の3点から確認します。
必要な知識や説明を補って、自分の答案を確認し直しましょう。新たに得た視点は次の答案に活かします。
当塾では、現在の力に合う課題から練習を進めます。全員が最初の段階へ戻る必要はありません。
課題選びは今の力に合わせる四段階の練習、答案の組み立てを確認する方は小論文の書き方ガイドをご覧ください。



読んだ教材を増やす前に、今の答案で説明できなかった箇所を一つ選んでみてください。必要な知識を補って、その視点で自分の答案を確認し直してください。得た視点を次の答案に活かしましょう。
「何から練習するか決められない」「自分の答案が設問に答えているか分からない」という方は、当塾へご相談ください。
なぜなら、自分では説明したつもりでも、設問への答えや根拠の説明が抜けていることには気付きにくく、具体的な指摘が答案の確認と次の練習に役立つからです。
当塾のSFC特化コースでは、65本以上の講義動画で小論文の基本やSFCの過去問への取り組み方を学べます。
塾長・後川慶一の直接添削では、自分の答案の課題を確かめます。
講義では、資料の読み解き方から論点の見つけ方、答案への展開までを学べます。
添削では、設問・資料と答案を照合し、例えば次の点を確認します。
塾長は、答案のどこを、なぜ、どう直すかを具体的にコメントします。
指摘を理解して不足を補い、自分の答案を確認し直しましょう。新たに得た視点を、次の問題で確かめる課題へつなげていきます。



相談するときは、問題と答案に加えて「どこで迷ったか」も教えてください。資料の読み違いと、説明の不足とでは練習する内容が変わります。答案を見ながら、次に直すところを一緒に整理しましょう。
スタンダード以上のプランでは、1on1のオンライン授業も利用できます。
添削の回数や、質問・相談、答案の再提出の扱いは、受講プランと合わせて確認してください。
指導者を選ぶ際に確認したい範囲は、添削で見てもらう内容と選び方でも解説しています。
小論文の準備を具体的に進めたい方は、SFC特化コースの講義・添削・各プランをご覧ください。
無料説明会では、現在の小論文の学習状況と困っていることをお伝えいただき、必要な指導をご相談いただけます。


科目名の省略や、出願前に迷いやすい点を整理します。年度が付いている条件は、受験する年度の要項と照らし合わせてください。


慶應SFCの一般選抜は、4通りから選ぶ試験200点と、必須の小論文200点で合計400点です。候補の範囲と残り期間を比べ、両方の準備を進めましょう。
なぜなら、同じ科目名でも学部や選び方によって準備範囲が異なり、どの選択でも小論文の学習が必要だからです。
まずは、検討している科目と未習範囲、受験までの残り期間をメモしてみてください。
教科担当の先生と確認しながら、小論文も一度書いて現在の課題を確かめましょう。
小論文の準備や答案の評価に迷う方は、当塾へご相談ください。
塾長の添削で直す箇所と理由を確かめ、講義で不足を補って、自分の答案を確認し直します。新たに得た視点は次の答案に活かしましょう。
SFC特化コースで指導内容とプランを確認し、無料説明会で小論文の準備を相談することもできます。保護者の方もご相談いただけます。
湘南藤沢小論文アカデミーSFC特化コース
「読む力」を、「書く力」に変える。
慶應SFC卒、指導歴20年の塾長がパーソナル指導で受験まで伴走します。
塾長・後川慶一が直接担当
学び方から、答案の改善まで。

