受験生60字の要約には何を残せばよいですか?図や問2の答案も、根拠から確認したいです。
2026年度の慶應SFC環境情報学部小論文は、5文章の要約・3文章の図示と、問題分析・解決策の二つの論述を分けて考えましょう。
なぜなら、文章を短くまとめる作業と図で関係を示す作業では答え方が異なり、問2では同じ問題を分析から解決策へつなげる必要があるからです。
この記事では、各設問の条件を整理し、当塾の要約例・3つの図示例・問2の答案全文を、資料の根拠と対応させて解説します。大学公式の2026年度環境情報学部小論文PDFを手元に置き、自分の答案と見比べてください。
掲載する答案と図は、当塾編集部が作成した一例です。大学公式の完成答案や、唯一の正解を示すものではありません。
ほかの年度や総合政策学部の問題を探す場合は、慶應SFC小論文の過去問・解答例一覧をご覧ください。
この記事の要点
- 解答条件:5要約・3図・二つの論述を分けて確認する。
- 答案の根拠:資料の該当箇所と文・図の要素を対応させる。
- 問2のつながり:問題の所在・本質から解決策と自分の貢献へつなげる。
慶應SFC環境情報2026年度小論文の問題・解答条件と出題意図


最初に、文章で答える欄と図で答える欄を分け、対象の文章数と字数を確認しましょう。
なぜなら、問1(1)はA〜Eの全文章が対象ですが、問1(2)はその中から3文章を選ぶ指定になっているからです。問2にも、資料の参照と二つの論述のつながりに関する条件があります。
| 小問 | 求められる作業 | 2026年度の解答条件 |
|---|---|---|
| 問1(1) | 各文章のメッセージをまとめる | A〜Eすべてについて、各1文または2文・60字以内。 |
| 問1(2) | 選んだ文章の内容を図で示す | 3文章を選び、それぞれの図を作成。各解答欄の左上に文章の記号を示す。必要な文字も使用できる。 |
| 問2(1) | 自分が特に重要と考える問題の所在・本質を分析する | 一つの問題を選び、400字以内で述べる。 |
| 問2(2) | 同じ問題の解決策と、自分の貢献を述べる | 計800字以内。補助の絵や図は任意で、100字相当分以内の領域を解答欄内に区切って使える。 |
問2には、学部長メッセージを踏まえ、問1で読んだ文章にも触れるという共通の指示があります。問2(2)では、問2(1)で分析した問題を引き継ぎます。
大学の2026年度環境情報学部小論文の出題意図では、問1は読解・論旨把握・要約と図示、問2は問題の所在や構造の洞察と解決策の構想を確認する問題だと説明されています。この資料は、完成した答案を示すものとは区別して読みましょう。
試験時間内で要約・図示・論述をどう組み合わせるかは、2026年度環境情報の時間配分例で確認できます。本記事では、各設問で何を説明するかに集中します。



まずは、自分が解いた小問から読み進めてください。答案例を見る前に、設問で指定された作業へ印を付けておくと、どの説明が必要だったかを確かめやすくなります。
慶應SFC環境情報2026年度問1(1)5文章の要約例と解説


要約では、題材の名前だけでなく、筆者が何を伝えようとしているかを残します。
なぜなら、問1(1)は各文章の「メッセージ」を尋ねているからです。「環世界についての文章だ」「ワンヘルスを説明している」と紹介するだけでは、その中身を説明できていません。
ここでは、各文章の根拠を確認し、要約へ残す要素をメモにしてから、60字以内の答案へつなげます。
答案例の字数は、句読点や括弧を含む表示文字を一字として数え、改行や見出しを除いています。実際に解答するときは、指定された欄への収まりも確かめてください。
文章A:環世界の構築を短く説明する
文章Aは、生きものが必要な情報を選び、自分に意味を持つ世界をつくるという主張を中心にまとめます。
なぜなら、筆者は生存に適した情報の知覚・選択から環世界を説明し、その世界と生き方の変化、人間による場所の形成まで論じているからです。
冒頭では、生きものが取り巻く環境の情報をすべて受け入れるのではなく、生の持続に必要な情報を選ぶと説明しています。中盤では、人間の関心や記憶、意欲や想像力が場所の形成に関わること、環世界と生き方が互いに変わることへ話が進みます。
要約へ残す内容
- 主体:人間を含む生きもの。
- 働き:必要な情報を知覚・選択して、意味を持つ世界を構築する。
- 広がり:環世界と生き方の相互変化、人間による場所の形成。
当塾編集部の要約例
当塾編集部作成例(58字)
生きものは必要な情報を知覚・選択し、意味ある環世界をつくる。その世界と生き方は関わり合い、人間の生は場所を形づくる。
| 答案の表現 | 資料の根拠 | この表現で残したこと |
|---|---|---|
| 必要な情報を知覚・選択し、意味ある環世界をつくる | 冒頭の、生の持続に適した情報を選び生存環境を構築する説明。 | 環境のすべてを同じように受け取るという読みを避ける。 |
| その世界と生き方は関わり合い、人間の生は場所を形づくる | 中盤の環世界と生き方の変化、人生と場所の形成の説明。 | 世界の構築が生き方にも関わるという射程を残す。 |
「環世界」という語を使ったら、自分に意味を持つ世界をどうつくるのかまで説明できているか確認してください。
文章B:心の自然破壊と子どものサインを捉える
文章Bは、個別事件の原因を単純に決めつけず、社会全体の心の状況と子どものサインへ視野を広げる主張を捉えます。
なぜなら、筆者はその事件自体への断定を避けたうえで、自然の水路を壊す比喩を心の問題へ重ね、末尾では子どもが送るサインに気付くことを重視しているからです。
筆者は、少年本人や事件を十分に知らないまま真相を語る姿勢を取りません。そのうえで、開発によって水の通り道が失われる例を挙げ、人の心にも無理を重ねていないかと問いかけています。
要約へ残す内容
- 避ける読み:叱責など一つの出来事だけで原因を断定する。
- 捉える視点:現代社会全体の、心の自然が損なわれる状況。
- 末尾の主張:言葉にならない子どものサインを受け取る。
当塾編集部の要約例
当塾編集部作成例(54字)
子どもの心の問題を個別の原因だけで捉えず、現代社会の心の自然破壊の表れとして受け止め、サインに気づくべきだ。
| 答案の表現 | 資料の根拠 | この表現で残したこと |
|---|---|---|
| 個別の原因だけで捉えず | 個別事件について、詳しいことを知らないまま語らないという留保。 | ある教育や叱責が必ず犯罪を起こすと断定しない。 |
| 現代社会の心の自然破壊の表れとして受け止め | 個人や家族に限らず、現代人全体の心の状況を考える段落。 | 個人の問題だけへ狭めず、社会全体の問題として捉える。 |
| サインに気づくべきだ | 末尾の、子どもが言葉にならないサインを送り始めるという説明。 | 筆者が読者に促す受け止め方を示す。 |
自然の水路の例を詳しく再現するより、その比喩で筆者が何を説明しているかを要約へ残しましょう。「何も制限せず自然のままにすればよい」という主張へ変えないことも大切です。
文章C:情報の受け取り方と集中の関係を捉える
文章Cは、筆者自身が情報を背景化しにくい感覚と、一つの行動へ集中しにくい場面の関係を捉えます。
なぜなら、本文は一般的な情報の受け取り方と、筆者が内側から述べる感覚を対照させ、読書の場面で何が起きるかを説明しているからです。
冒頭では、何かに集中するとき、ほかの情報を背景へ退ける働きを説明しています。続く筆者の記述では、外からの刺激や身体の内側の情報を等しく受け取り、優先順位を付けにくいことが読書の難しさへつながります。
要約へ残す内容
- 対比:情報を背景化できる場面と、筆者が述べる感覚。
- 関係:多くの情報を等しく受け取ることと、優先順位の付けにくさ。
- 行動への影響:読むことに意識をまとめても、新たな刺激で集中が崩れる。
当塾編集部の要約例
当塾編集部作成例(53字)
筆者は多くの情報の背景化や優先順位付けが難しく、刺激を等しく受け取るため、一つの行動への集中を保ちにくい。
| 答案の表現 | 資料の根拠 | この表現で残したこと |
|---|---|---|
| 筆者は多くの情報の背景化や優先順位付けが難しく | 外側からの見立てと、自分の内側の感覚を分けて述べる段落。 | この文章が説明する筆者の感覚として範囲を限定する。 |
| 刺激を等しく受け取るため、一つの行動への集中を保ちにくい | 車内のさまざまな刺激や身体感覚、読む行動が繰り返し中断する例。 | 情報処理と行動の関係を残す。 |
障害名を紹介するだけで終えず、情報の受け取り方と行動がどう関わるかを説明してください。筆者の記述を、その診断名のある人全員の特徴として一般化しないようにしましょう。
文章D:境界で生まれる情報を捉える
文章Dは、自明な領域と遠すぎる領域の間で生まれる違和感を、情報の生産へつなげて説明します。
なぜなら、本文は当たり前すぎる環境と受け取りようがないほど遠い領域ではノイズが生まれにくいと述べ、その間の境界を広げる方法を示しているからです。
ここでのノイズには、違和感や疑問、引っ掛かりなどが含まれます。筆者は、自分にとって当たり前の領域を縮めることと、疎遠な領域へ近づくことの両方を挙げています。
要約へ残す内容
- 情報のきっかけ:当たり前では済まない違和感や疑問。
- 条件:自明すぎる領域にも、遠すぎる領域にも閉じない。
- 方法:異なるシステムの境界に位置し、情報が生まれる接点を広げる。
当塾編集部の要約例
当塾編集部作成例(52字)
自明な領域と疎遠な領域を縮め、その間の境界に身を置くことが、違和感から意味ある情報を生む可能性を高める。
| 答案の表現 | 資料の根拠 | この表現で残したこと |
|---|---|---|
| 自明な領域と疎遠な領域を縮め | ノイズが生まれにくい二つの領域と、それを縮める方法の説明。 | 知らない世界へ遠く行けばよい、という一方向の読みを避ける。 |
| 違和感から意味ある情報を生む可能性を高める | ノイズから情報が生まれる一方、ノイズのままで終わる場合もあるという説明。 | すべてのノイズが有益な情報になるとは断定しない。 |
「ノイズ=騒音」とだけ捉えていないかを確認してください。本文では、違和感や疑問が生まれる位置と、それが意味のある情報になる可能性を説明しています。
文章E:健康の相互依存と協働を捉える
文章Eは、人・動物・環境の健康をまとめて捉え、その相互作用へ複数分野で対応する主張を残します。
なぜなら、本文は地域によって異なる感染経路と環境の関与を示し、最後に専門分野を超えた協働の必要性を述べているからです。
冒頭では、健康を人だけに閉じず、動物や植物、環境を含めて考えるワンヘルスの概念を説明しています。ニパウイルス感染症の例では、地域によって人・動物・環境の関わり方が違うことを示しています。
要約へ残す内容
- 捉える対象:人・動物・環境の健康や健全性。
- 見る関係:地域によって異なる相互作用。
- 必要な対応:専門分野や組織の枠を超える協働。
当塾編集部の要約例
当塾編集部作成例(56字)
人・動物・環境の健康は互いに関わる。地域ごとの相互作用を捉え、専門分野を超えて協働することがワンヘルスを支える。
| 答案の表現 | 資料の根拠 | この表現で残したこと |
|---|---|---|
| 人・動物・環境の健康は互いに関わる | ワンヘルスの定義と、三領域の相互依存の説明。 | 三領域を独立した問題として並べない。 |
| 地域ごとの相互作用を捉え、専門分野を超えて協働する | 異なる地域の感染経路と、医師・獣医師・動物生態学者等の協力を示す後半。 | 感染症の一例だけでなく、筆者が述べる対応の考え方を残す。 |
感染経路を細かく列挙するだけで終えず、その例から筆者が何を言おうとしているかを確かめましょう。
要約の作り方の基本を確認したい方は、要約・比較で主張と違いを整理する書き方をご覧ください。ここで作った要約も、次の図示で要素や関係を考える手がかりになります。



具体例を削る前に、その例が何を示すために置かれているかを一言でメモしてみてください。比喩や事例の説明を長く残すより、そこから伝えようとしている主張を確かめると、要約の中心を決めやすくなります。
生命・情報以外の題材も含め、何を学ぶか整理したい場合は、SFC小論文のテーマと学ぶ知識をご覧ください。
慶應SFC環境情報2026年度問1(2)3つの図示例と解説


問1(2)は、選んだ3文章をそれぞれ独立した図で示します。
なぜなら、設問は各文章の内容を一目で分かるように表す図を求め、各解答欄の左上に選んだ文章の記号を示すよう指定しているからです。
以下ではA・C・Eを選びます。情報の選択、背景化の働き、複数領域の相互作用という、異なる関係の表し方を確認できる組み合わせです。
- 数と記号:3文章それぞれに一図を作り、A・C・Eなど選択した記号を付ける。
- 内容:登場する要素を選び、本文が説明する関係や働きを示す。
- 表現:関係図・模式図を基本に、理解に必要な短い文字も使う。
BやDを選ぶこともできます。大切なのは、選んだ文章の内容と図が対応していることです。
A・C・Eを選ぶこと自体が正解の条件ではありません。
文章A:情報の選択と環世界を図にする
文章Aでは、広大な環境と、生きものにとって意味を持つ環世界を分けて示しましょう。
なぜなら、本文は生きものが環境をそのまま受け取るのではなく、情報を知覚・選択して自らの生存環境を構築すると説明しているからです。
資料の根拠と作図メモ
- 要素:環境、生きもの、環世界、生き方。
- 関係:必要な情報の知覚・選択、意味を持つ世界の構築、環世界と生き方の相互変化。
- 人間への広がり:関心・記憶・意欲・想像力による場所の意味づけ。
当塾編集部の図示例


| 図の要素・線 | 文章Aの根拠 | 示した関係 |
|---|---|---|
| 環境→生きもの→環世界 | 生の持続に適した情報を知覚し、受け入れるものを選ぶ説明。 | 環境から必要な情報を選び、意味を持つ世界を構築する。 |
| 人間の関心・記憶・意欲・想像力→環世界 | 自らに適した場所の形成に、その人の関心や記憶などが関わる説明。 | 人間にとっての場所の意味づけ。 |
| 環世界⇄生き方・生きた姿 | 環世界が生きることとともに変わり、環世界も生きた姿を変える説明。 | 一方向だけに固定しない相互の変化。 |
自分の図も、知覚・選択する働きが分かるかを確かめてください。単に「環境」と「人」を線で結ぶだけでは、Aの説明する特徴が見えにくくなります。
文章C:背景化と集中の違いを図にする
文章Cは、本文冒頭の一般的な場面と、筆者が述べる車内の場面を対照して表します。
なぜなら、二つの場面を分けると、情報を背景へ退ける働きと、筆者が集中しにくい場面のつながりが読み取りやすくなるからです。
資料の根拠と作図メモ
- 入力されるもの:外部からの刺激や、身体の内側の感覚。
- 働きの違い:必要な情報へ注意を向けることと、ほかの情報を背景へ退けること。
- 筆者の場面:情報を等しく受け取り優先順位を付けにくく、読む行動が中断する。
当塾編集部の図示例


| 図の要素・線 | 文章Cの根拠 | 示した関係 |
|---|---|---|
| 必要な情報へ注意/ほかの情報を背景化 | 冒頭で、何かへ集中するときはそれ以外を背景として扱うと説明。 | すべての情報へ同時に注意を向けるわけではない。 |
| 多くの情報を等しく受け取る→優先順位を付けにくい | 筆者自身の内側の感覚として、重要か必要かという区別を付けにくいと説明。 | 本文の筆者が述べる情報処理の難しさ。 |
| 刺激の割り込み→読書への集中の中断 | 車内のさまざまな情報と、読む行動が繰り返し崩れる例。 | 情報の受け取り方と行動の関係。 |
図の見出しは「筆者が述べる車内の場面」としています。診断名だけで人を一律に分類する図にはせず、本文が説明した範囲を示しましょう。
文章E:健康の相互依存と協働を図にする
文章Eは、人・動物・環境の三領域の関係と、それに対応する協働を示します。
なぜなら、本文は三領域を別々に扱うだけでなく、その相互作用を捉え、複数の専門分野が一緒に取り組むことを重視しているからです。
資料の根拠と作図メモ
- 要素:人の健康、動物の健康、環境の健全性。
- 関係:感染経路、生息地、水・空気・食料などを通した関わり。
- 対応:複数の専門分野や組織・地域による協働。
当塾編集部の図示例


| 図の線・要素 | 文章Eの根拠 | 図を読むときの注意 |
|---|---|---|
| 人の健康―動物の健康 | 本文の、人と動物の間に関わる感染経路の事例。 | 線は健康の関わりを示し、感染がすべての方向へ起きるという指定ではない。 |
| 動物の健康―環境の健全性 | 森林伐採が生息地へ影響するという例。 | 環境が背景として存在するだけの図にしない。 |
| 環境の健全性―人の健康 | 定義で挙げられる水・空気・食料などのニーズ。 | 環境と人の生存・健康の関わりを示す。 |
| 分野・組織・地域を超える協働 | 後半の専門家間の協力と、末尾の分野横断的な協働の主張。 | 三つの領域を分類するだけで終えない。 |
感染経路の事例を図へ詳しく入れる方法もあります。その場合は、マレーシアとバングラデシュの説明を混ぜず、それぞれの経路と環境の関わりを確かめてください。
自分の図を見て、線の意味と根拠を一つずつ説明してみましょう。要素と線を決める基本は、文章の内容を図にする書き方でも確認できます。



線を一本引いたら、「何が、何に、どう関わる線か」を短く言葉にしてみてください。言えない線は、資料へ戻って意味を確かめる候補になります。図をきれいに整える前に、関係が説明できるかを見ましょう。
慶應SFC環境情報2026年度問2(1)400字以内の問題分析例と解説


問2(1)は、一つの問題の所在・本質を分析する設問です。問題名を挙げたところから、誰のどんな状況が問題なのかへ進めましょう。
なぜなら、注1では、重要な理由、誰にどう影響するか、自分がその問題をどう理解しているかなどを示すよう求めているからです。
以下は、災害時、複数の通知から必要な情報を選び出しにくい住民が残される問題を扱う作成例です。実在する生徒の経験や、実施済みの調査を記した答案ではありません。
問2(1)の条件と資料の根拠を整理する
学部長メッセージの問題意識と、A・Cの内容を、それぞれ何に使うか分けます。
なぜなら、資料名を挙げるだけでは、自分が設定した問題をどう捉えたのかが伝わらないからです。
| 参照先 | 資料が述べる内容 | この作成例での使い方 |
|---|---|---|
| 学部長メッセージ・3ページ | 地震などの危機に直面する時代と、独自のビジョンやアイデアによる挑戦。 | 情報の発信だけで備えを完了とせず、受け手が使えるかを考える問題意識へつなぐ。 |
| 文章A・5ページ | 生きものが必要な情報を知覚・選択し、環世界を構築する。 | 発信された内容と、受け手が意味を持つ情報として使えることを分けて考える。 |
| 文章C・8ページ | 筆者が刺激を背景化しにくく、行動への集中が崩れる感覚。 | 受け手の情報の受け取り方を一律に想定しない、という視点に用いる。 |
右列は、資料の内容をこの問題へ結び付けた本記事の作成例の考え方です。AやCが、災害時の住民の行動や、特定の提示方法の効果を調査した文章だと扱わないようにしましょう。
問2の共通指示は、学部長メッセージを踏まえ、問1で読んだ文章に触れることです。問1(2)の図示で選んだ3文章だけを参照する、という条件へ狭める必要はありません。
問2(1)の構成メモと400字以内の答案例を示す
問題の限定→重要な理由と影響→その状況を生む仕組み、の順でメモを作ります。
なぜなら、困る人と判断の場面を特定すると、問2(2)で解くべきずれを引き継ぎやすくなるからです。
- 第1段落:必要な情報を選び出しにくい人が残される問題と、危機への備えとの関係。
- 第2段落:A・Cの内容から、受け手の側で情報を考える視点。
- 第3段落:複数通知の場面、選択への影響、発信側の設計と受け手の条件のずれ。
当塾編集部の答案例
当塾編集部作成例(352字)
私が特に重要と考えるのは、災害時の情報を発信しても、必要な行動を判断するための情報を選び出しにくい人が残される問題である。学部長メッセージが挙げる地震などの危機に備えるには、情報を送るだけでなく、受け手が使えるかを問う必要がある。
文章Aでは、生きものは必要な情報を選んで環世界をつくる。文章Cの筆者は、刺激を背景化しにくく集中が崩れる自身の感覚を述べている。私は両文章から、必要な情報を選べるかを受け手の側から考えたい。
例えば、複数の通知を一度に示されると、自分に必要な情報の優先順位を付けにくい状況が考えられる。こうした人が情報に接しても判断の手がかりを得られなければ、安全のための選択に格差が生じる。問題の本質は、情報を増やせば伝わると考える発信側の設計と、住民が必要な情報を選ぶ条件とのずれにある。
問2(1)の分析を文ごとに点検する
各文が、問題の特定・資料の参照・分析のどれを担うか確認しましょう。
なぜなら、資料の説明が合っていても、それが自分の問題の分析へつながっていなければ、論述の根拠として働きにくいからです。
| 文 | 答案の該当箇所 | 役割・条件との対応 | 根拠と区分 |
|---|---|---|---|
| 第1段落・1文目 | 必要な情報を選び出しにくい人が残される問題 | 扱う問題と、困る対象を示す。 | 当塾作成例の問題設定。 |
| 第1段落・2文目 | 情報を送るだけでなく、受け手が使えるか | 危機への備えという重要性と、見るべき点を示す。 | メッセージ3ページを踏まえた当塾の分析。 |
| 第2段落・1文目 | 必要な情報を選んで環世界をつくる | 資料の内容を簡潔に示す。 | A・5ページの要旨。 |
| 第2段落・2文目 | 刺激を背景化しにくく集中が崩れる自身の感覚 | 資料が扱う主体を限定して説明する。 | C・8ページの要旨。 |
| 第2段落・3文目 | 必要な情報を選べるかを受け手の側から | 資料から得た視点を、自分の問題設定へつなぐ。 | 当塾作成例の解釈。災害行動の実証ではない。 |
| 第3段落・1文目 | 複数の通知を一度に示されると | 問題が生じうる具体的な場面を置く。 | 説明用に想定した場面。実測データではない。 |
| 第3段落・2文目 | 安全のための選択に格差が生じる | 誰にどう影響するかを、条件を付けて示す。 | 当塾作成例の重要性の説明。 |
| 第3段落・3文目 | 発信側の設計と、住民が必要な情報を選ぶ条件とのずれ | 解決へ引き継ぐ問題の本質を示す。 | それまでの説明を踏まえた当塾の分析。 |
分析を具体化する短文の例
次は、問題の絞り方を比べるための短い仮例です。答案全文の置き換えや、すべての人への全文書き直しの指示ではありません。
| 書き方 | 短文の例 | 説明の違い |
|---|---|---|
| 対象が広い書き方 | 災害情報が多いことが問題だ。 | 誰が、どの場面で、何に困るかが見えにくい。 |
| 対象と場面を示す書き方 | 複数の通知が同時に示される場面で、自分に必要な情報を選びにくい人が残されることを問題にする。 | 情報量の話から、受け手の判断と提示条件の関係へ問題を限定する。 |
表現を詳しくするだけでなく、対象・場面・困る作業が変わったことを確かめてください。自分の答案も、何を解決すればよいかが一文で言えるかを見てみましょう。



問題が大きすぎて考えが進まないときは、「誰が、どの場面で、何を判断しにくいのか」へ戻ってみてください。解決策を先に増やすより、直したい状況を絞ると、次の設問で必要な提案が見えやすくなります。
慶應SFC環境情報2026年度問2(2)計800字以内の解決策例と解説


問2(2)では、問2(1)で分析した問題に対応する解決策と、学部での学びを通じた自分の貢献を示します。
なぜなら、提案が具体的でも、先に示した問題のどこを変えるのかが分からなければ、二つの答案のつながりが伝わりにくいからです。
この作例では、情報を選び出しにくい受け手が残される問題に対して、自治体と住民が平時の訓練で提示方法を試す仕組みを考えます。実在の活動や成果の紹介ではなく、一人の受験生を想定した当塾編集部の作成例です。
問2(2)の解決策と貢献を構成メモにする
「誰が、何を変え、どう確かめるか」と「その中で自分が担うこと」を組み合わせましょう。
なぜなら、「アプリを作る」「大学で学ぶ」とだけ書いても、問題を解決する働きや自分の役割が具体化されないからです。
| 問2(1)から引き継ぐ点 | 解決策に置く内容 | 学び・自分の貢献 |
|---|---|---|
| 発信側の一律の提示と、受け手が情報を選ぶ条件のずれ | 自治体と住民が、平時の訓練で提示方法を一緒に検証する。 | 情報の表現を設計し、困り方を仕様へ整理する。 |
| 必要な情報を見つけ、次に何を確認するか判断しにくい場面 | 順序・一画面の量・文字と図の組み合わせを試す。 | 利用者への聞き取りと試作の評価を学び、比較結果を説明する。 |
| 一度発信するだけでは、受け手とのずれを見直しにくい | 理解の説明・更新の負担・同意と記録の扱いを確かめる。 | 住民と自治体が改善を続けられる形を考える。 |


4段落の構成メモ
- 第1段落:一律の提示とのずれを、共同検証の仕組みで減らす。
- 第2段落:訓練・観察・試作比較の順序と、受け手を決めつけない条件を示す。
- 第3段落:A・Cから得た視点と、評価・運用上の確認を示す。
- 第4段落:学びたい力、自分の役割、目指す仕組みをつなぐ。
書く前に、構成メモの各項目が問2(1)の問題に戻っているか確認してください。技術の名称を増やすより、施策が働く場面を説明することが大切です。
問2(2)の計800字以内の答案例と根拠の対応を示す
次の答案例は596字です。本文だけで構成し、補助図やAIを使う提案は入れていません。
学びたい内容と将来の役割も、この作例の人物設定です。
当塾編集部作成例(596字)
このずれを減らすため、自治体と住民が、避難情報の提示方法を平時から共同で検証し続ける仕組みを提案する。情報の量や通知手段を一方的に増やすのではなく、受け手が必要な内容を見つけられるかを設計の出発点とする。
まず自治体が内容を確認した情報を用いて避難訓練を行い、参加者に、必要な情報はどれか、次に何を確認するかを説明してもらう。そこで分かりにくかった箇所を記録し、通知の順序や一画面に示す量、文字と図の組み合わせを変えた試作品を比較する。選択肢は本人の希望を踏まえて用意し、年齢や障害名だけで受け取り方を決めつけない。
文章Aの環世界の考え方は、受け手にとって意味を持つ情報を考える視点になる。文章Cにみられる情報処理の難しさも、受け手の努力だけに任せず提示環境を検証するきっかけとしたい。必要な情報を見つけて理解を説明できたか、自治体の更新作業を続けられるかを調べる。参加者の同意を得て記録の使い方を明確にし、情報の正確さと運用の負担を確かめて改善を重ねる。
私は環境情報学部で、情報の表現を設計する力と、利用者への聞き取りや試作を評価する方法を学びたい。その学びを用いて、利用者の困り方を仕様へ落とし込み、比較結果を住民と自治体に説明する役割を担う。学部長メッセージが求める独自のビジョンを、住民を情報の受け手にとどめず設計の参加者とする仕組みとして具体化し、地域で改善を続けられる形に育てたい。
前半は仕組みと実施方法、後半は資料の視点・検証条件・自分の貢献を担っています。各文の働きは次のように整理できます。
| 文 | 答案の該当文 | 役割・条件との対応 | 根拠と区分 |
|---|---|---|---|
| 第1段落・1文目 | このずれを減らすため、自治体と住民が、避難情報の提示方法を平時から共同で検証し続ける仕組みを提案する。 | 同じ問題に対する具体的な仕組みを提示する。 | 当塾作成例の提案。問2(1)の「ずれ」と接続。 |
| 第1段落・2文目 | 情報の量や通知手段を一方的に増やすのではなく、受け手が必要な内容を見つけられるかを設計の出発点とする。 | 設計の出発点を、発信量から受け手の利用へ移す。 | A・Cから得た視点の応用。資料にこの防災案があるわけではない。 |
| 第2段落・1文目 | まず自治体が内容を確認した情報を用いて避難訓練を行い、参加者に、必要な情報はどれか、次に何を確認するかを説明してもらう。 | 主体・場面・確認する作業を示す。 | 当塾作成例の手順。実際の訓練の報告ではない。 |
| 第2段落・2文目 | そこで分かりにくかった箇所を記録し、通知の順序や一画面に示す量、文字と図の組み合わせを変えた試作品を比較する。 | 試作で変える条件を具体化する。 | 当塾作成例の方法。効果を確認済みとはしない。 |
| 第2段落・3文目 | 選択肢は本人の希望を踏まえて用意し、年齢や障害名だけで受け取り方を決めつけない。 | 人の分類だけで提示方法を決めない。 | Cを一律の特性へ一般化しないための提案上の配慮。 |
| 第3段落・1文目 | 文章Aの環世界の考え方は、受け手にとって意味を持つ情報を考える視点になる。 | 意味のある情報という観点を置く。 | A・5ページの要旨を踏まえた解釈。 |
| 第3段落・2文目 | 文章Cにみられる情報処理の難しさも、受け手の努力だけに任せず提示環境を検証するきっかけとしたい。 | 受け手の努力だけでなく、提示環境を検証する。 | C・8ページの筆者の経験を踏まえた応用。住民全体の実証ではない。 |
| 第3段落・3文目 | 必要な情報を見つけて理解を説明できたか、自治体の更新作業を続けられるかを調べる。 | 利用者側と運用側の両方で評価する。 | 当塾作成例の検証計画。成果ではない。 |
| 第3段落・4文目 | 参加者の同意を得て記録の使い方を明確にし、情報の正確さと運用の負担を確かめて改善を重ねる。 | 同意・記録・正確さ・負担を条件に入れる。 | 当塾作成例の実施上の条件。 |
| 第4段落・1文目 | 私は環境情報学部で、情報の表現を設計する力と、利用者への聞き取りや試作を評価する方法を学びたい。 | 学部で学びたい力を明示する。 | 問2(2)の学びと貢献の条件。特定の授業の履修を保証しない。 |
| 第4段落・2文目 | その学びを用いて、利用者の困り方を仕様へ落とし込み、比較結果を住民と自治体に説明する役割を担う。 | 学びを用いて自分が担う作業を示す。 | 当塾作成例の将来の役割。実在の経験ではない。 |
| 第4段落・3文目 | 学部長メッセージが求める独自のビジョンを、住民を情報の受け手にとどめず設計の参加者とする仕組みとして具体化し、地域で改善を続けられる形に育てたい。 | 独自のビジョンと、改善を続ける姿を示す。 | メッセージ3ページを踏まえた作例の構想。 |
この提案の挑戦は、住民を情報の受け手にとどめず、提示方法を考える参加者にもする点です。実行方法と確かめ方を示すことで、「参加してもらう」という方針を具体的な作業へ変えています。
別の解決策を選ぶ場合も、問2(1)の原因に働きかける仕組みになっているかを確認しましょう。大学名や技術名を書いただけで、学びと自分の貢献を説明したことにはなりません。
問2(2)の補助図とAI利用の条件を確認する
問2(2)の補助図は任意で、使う場合は計800字以内の解答枠の一部を区切ります。図の領域は100字相当分以内です。
800字の文章とは別に100字分を追加できる、という意味ではありません。また、この条件を、別の設問である問1(2)の三つの図へ移してはいけません。
- 補助図を使う場合:図がどの関係を説明するかを決め、解答枠内に収める。
- 図を使わない場合:文章で手順や関係を説明する。本記事の596字の作例はこちらに当たる。
- AIを提案へ入れる場合:どこで、どのような機能として使い、問題解決にどう役立つかを説明する。
本章の「問題・解決策・自分の貢献」を並べた図は、記事を読むための説明図です。作例の受験答案に含めた補助図ではありません。
公式の指定は2026年度の問題冊子4ページで確認できます。



図やAIを入れる前に、それがないと伝わりにくい関係は何かを考えてください。「入れた方が新しく見える」ではなく、読者が何を理解しやすくなるかを一つ言えると、使う必要性を判断しやすくなります。
資料の読み方は分かっても、自分の提案が問題の原因に働きかけているか判断しにくい場合は、当塾へご相談ください。講義と添削の支援範囲、プランごとの相談・個別授業は、SFC特化コースで確認できます。
慶應SFC環境情報2026年度の答案を確かめるポイント3つ


自分の答案は、条件・資料の根拠・次に直す点の順で確かめましょう。
なぜなら、文章が読みやすくても、要約の数や資料の読み取りがずれていれば、設問が求めた作業を果たしたか判断できないからです。
①:字数・図の数・資料参照を設問と照合する
まず、内容のよさを考える前に、提出すべきものがそろっているか確認してください。確認用の項目は、次のとおりです。
- 問1(1):A〜Eの五つすべてに、1文または2文・60字以内の要約がある。
- 問1(2):三文章を選び、それぞれ独立した図と選択記号がある。
- 問2:学部長メッセージを踏まえ、読んだ文章にも触れている。
- 問2(1)・(2):同じ問題を扱い、それぞれ400字以内・計800字以内である。
図を描く位置や解答欄も併せて確かめたい場合は、小論文の解答用紙の入手・印刷方法をご覧ください。上限に収めることと、必要な説明がそろうことの両方を確認しましょう。
②:資料にない関係や説明の飛躍を点検する
答案の各文と図の線について、資料にある内容か、自分の解釈・提案かを分けましょう。
なぜなら、資料の事実と自分の応用が混ざると、どこまでが根拠で、どこから説明が必要なのかを見失いやすいからです。
- 読み違い:Cの筆者の経験を、同じ診断名の人全員や住民全体の事実に広げていないか。
- 根拠と論理:A・Cを紹介した後、自分の問題へつながる考え方を説明しているか。
- 図の関係:Eの関係線を、どの地域でも同じ感染経路があるという意味に変えていないか。
- 提案の説明:誰が実施し、何を変え、どう確かめるかが書かれているか。
知識を増やす前に設問の読み直しが必要な場合もあれば、関係を説明する一文や図のラベルが足りない場合もあります。できなかった原因に合わせて、補う作業を変えてください。
大学が公表する評価情報と、この記事の指導上の確認項目を分けて知りたい場合は、慶應SFC小論文の公式評価情報をご覧ください。ここで示した確認項目を、大学公式の点数配分や減点表として使うことはできません。



矢印に迷ったら、二つの箱を主語と述語にして、一文で読んでみてください。「協働があるから三領域が関係し始める」のように原文と違う意味になるなら、向きやラベルを見直す手がかりになります。
③:不足を補い次の答案で確かめる点を決める
添削や自己点検の後は、不足を補い、次の答案で確かめる点を絞りましょう。
なぜなら、指摘の数だけを覚えても、読み方や説明の仕方を次の問題で変えられるとは限らないからです。
添削で指摘された部分を補って、自分の答案を確認し直します。その上で、新たに得た視点を次の答案に活かしていきます。
- 資料の概念が曖昧なら、該当箇所や関連知識を読み直し、自分の説明と比べる。
- 条件の読み落としなら、次の問題を解く前に、要求作業と字数をメモする。
- 根拠から結論が飛ぶなら、なぜつながるかを一文で説明できるか確認する。
- 図の関係が曖昧なら、線の意味を言葉にし、次の図でも同じ確認をする。
インプットとアウトプットを往復しながら、現在の力に合う練習へつなげてください。全員が同じ答案を全文書き直したり、初歩の練習へ戻ったりする必要はありません。
学習全体は慶應SFC小論文対策の四段階、一週間の組み方は小論文対策の週間計画へ進むと整理できます。
慶應SFC環境情報の小論文を支える当塾の指導2つ





解答例の説明は理解できました。でも、自分の要約や図、解決策が設問に答えているかは、まだ判断できません。
答案例と自分の答案の違いを判断できない方は、当塾へご相談ください。SFC特化コースでは、講義で考え方を学ぶことと、塾長・後川慶一が答案を読んで指摘することを組み合わせて支援します。
なぜなら、要約・図示・提案では、読み取りのずれと説明の不足を見分けたうえで、自分が次に何を補うかを決める必要があるからです。
①:講義で資料を読む知識と答案の考え方を補う
講義では、小論文の基礎、SFCの過去問対策、SFCの本質、発想の方法を学べます。知識を覚えるだけでなく、設問を読み、考えを答案へつなげるために使っていきます。
例えば、文章の要旨と自分の感想を分けにくいなら、何を資料から読み取るのかを整理することが必要です。根拠の読み方を学び、実際の要約や論述で使えているかを確認することで、インプットとアウトプットを往復できます。
すでに資料を読める方と、基本的な知識や文章の整理に不安がある方では、取り組む課題が変わります。現在の答案をもとに相談し、必要な学びから始めましょう。
講義の内容とコース全体は、SFC特化コースの案内で確認できます。
②:塾長の添削で文と図のずれや直す理由を確かめる
塾長は設問・資料・答案を照合し、直す箇所とその理由を伝えます。文章が整っているかに加え、求められた作業を果たしているか、根拠と説明が対応しているかを見ていきます。
- 要約:文章の中心を捉え、自分の意見を混ぜずに説明できているか。
- 図示:資料の要素と線の関係が合い、原文にない因果を加えていないか。
- 問題分析:誰が、どの場面で、何に困るのかが分かるか。
- 解決策:問題の原因へ働きかけ、実施方法と自分の貢献を具体化できているか。
例えば、「この線の意味が分からない」という指摘を受けたら、図の見た目だけを直すのではなく、関係の読み取りが違うのか、ラベルが足りないのかを確かめます。理由が分かることで、補う知識や次の答案での確認点を選びやすくなります。



相談するときは、「図が苦手」だけでなく、「この二つを矢印で結んだ理由はこう考えた」と添えてください。答案に表れていない考えも手がかりにできるので、読み取りと表現のどちらを見直すかを話しやすくなります。
コースには塾長による添削と質問・相談があり、添削回数はプランによって異なります。個別オンライン授業はスタンダード・プレミアムに含まれ、回数も異なります。
支援の範囲と料金は、LPのプラン比較で確認してください。
「今の答案で何を相談すればよいか」から迷っている方も、無料説明会でご相談ください。講義・添削・質問・個別授業のうち、自分の課題に必要な支援を確認できます。
依頼前にそろえる問題・資料・答案・相談点は、添削へ提出するものの整理へ、塾長の経歴は後川慶一のプロフィールへお進みください。
慶應SFC環境情報2026年度小論文でよくある質問


【まとめ】慶應SFC環境情報2026年度は資料と答案の対応を確かめよう


2026年度環境情報の小論文では、要約・図示・問題分析・解決策を、それぞれの指定に合わせて説明します。答案例を読むときも、資料のどこを使い、どの文や線で答えているかを追ってみてください。
この記事のまとめ
- 要約と図示:五文章の要約と、選んだ三文章の各図を分け、資料の中心と関係を表す。
- 問2のつながり:重要な問題の分析から、同じ問題の解決策と学びを通じた貢献へつなげる。
- 演習後の確認:不足を補って自分の答案を確認し、新たな視点を次の答案へ活かす。
別年度の問題も探す場合は、環境情報学部の過去問5年分の一覧をご覧ください。一般的な図示の進め方は、慶應SFC小論文の図の作り方で確認できます。
同じ学部の別年度へ進む方は、環境情報2025年度の要約選択と理由で、原文と要約を比較する練習にも取り組めます。
自分の答案の根拠や図の関係を判断できない方は、当塾へご相談ください。設問・資料・答案を塾長と照合し、直す理由と次に取り組む点を整理しましょう。
SFC特化コースでは、講義・添削・質問や個別授業のプラン別の支援を確認できます。説明会では、現在の答案や学習状況を踏まえて、どの支援が必要かをご相談いただけます。
両学部を受験する方は、同じ2026年度の総合政策学部の全問解答例・解説も確認してください。
湘南藤沢小論文アカデミーSFC特化コース
「読む力」を、「書く力」に変える。
慶應SFC卒、指導歴20年の塾長がパーソナル指導で受験まで伴走します。
塾長・後川慶一が直接担当
学び方から、答案の改善まで。








